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15- I- 0027 201 5 年 7 月 2 9 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
カ
ナ
ダ
輸出金融公社
(証券コード:−)【据置】
外貨建長期発行体格付 AAA
格付の見通し 安定的
自国通貨建長期発行体格付 AAA
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) カナダ連邦政府全額出資による輸出金融機関。格付は、カナダ(発行体格付:外貨建 A A A / 安定的、自国 通貨建 A A A / 安定的)の信用力を強く反映している。これは、当公社が連邦政府のクラウンコーポレーシ ョンであることから、全ての債務の最終的な支払いは統合歳入基金(T he C onsolidated Revenue F und)の 負担となること、カナダの貿易政策上極めて重要な役割を担っていることなどによる。法的地位、カナダ の貿易政策上の重要な役割に当面大きな変更はなく格付を据え置き、格付の見通しは安定的とした。 (2) 1969 年に「輸出開発法 (T he E xport Development A ct)」を根拠にクラウンコーポレーションとして設立
され、業務指令はカナダの国際貿易や企業の国際的な事業機会の囲い込み能力の支援および開発である。 連邦政府は、14 年 3 月に 09 年 3 月から金融危機に対する時限措置となっていた当公社の国内金融・保険 業務について、国際的な事業に関連し、民間の補完的な業務に限定するなどの制限を設けた上で恒久化し た(3年後に見直しが行われる)。また、15年 7月には当公社の傘下に新興国に対する民間投資を支援す る機関の設立を決定するなど(16 年中に設立予定)政府の政策上重要な役割を担っている。当公社は他 の連邦のクラウンコーポレーションと同様に「財政管理法(T he F inancial A dministration A ct)」により管 理されており、全ての債務の支払いは税金など連邦政府の公金の総体である統合歳入基金の負担となるほ か、同基金から財政相の設定した条件で資金を借り入れることも可能である(これまでに借り入れを行な った実績はない)。また、通商相を通じて連邦議会に対して年次報告書や財務計画の報告義務もある。 (3) 14 年の輸出金融や保険の総取扱額は 989 億カナダドルと過去最高額となった 11 年に次ぐ規模となった。
地域別では北米が 5割以上、アジア・太平洋地域が2割近く、産業別では採掘、インフラ/ 環境、資源が 全体の 7 割以上を占める。高水準の取扱高に対応するため、健全な財務維持に向けた保守的なリスク管理 政策、効率的な業務運営、技術関連の人員拡大を進めている。また、代表事務所を国内に 17 ヵ所、国外 では新興国を中心に 16 ヵ所まで増設している。15∼19 年の事業戦略では、連邦政府の国際貿易政策であ る世界市場アクションプラン(Global Markets A ction Plan)にしたがって、中小企業を中心に国際貿易の 促進や創出に取り組んでいく計画である。
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(5) 当公社は利益の拡大を優先していないものの、これまで業務を行う上で十分な利益を毎年計上し、政府に 配当も支払っている。14/ 12 期の純利益は 11. 3 億カナダドルと過去 5 年平均よりもやや多い利益を計上し た。
(担当)内藤 寿彦・幾島 真 ■ 格付対象
発行体:カナダ輸出金融公社(E xport Development C anada) 【据置】
対象 格付 見通し
外貨建長期発行体格付 AAA 安定的
自国通貨建長期発行体格付 AAA 安定的
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 7 月 24 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一
主任格付アナリスト:内藤 寿彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) カナダ輸出金融公社(E xport Development C anada)
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した未監査財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
政府機関などによる検証、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証な
ど、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先